主夫ぽん太のアメリカ便り vol.28

やつしろぷれす 主夫ぽん太のアメリカ便り

「今年は8月に帰ります」

八代には毎年、6月末から7月末まで帰るんですけど、今年は事情があって8月になったんですね。なので毎回楽しみにしている八代の小中学校での体験入学も、残念ながら今年はナシです。子ども達も、八代の「同級生」達に会いたかったんですけどね。
うちの子ども達は八代の8月というか、日本の8月を経験したことがないんです。よく考えたら私自身も30年以上、8月の日本に居たことがないという。やっぱお盆が絡むと、飛行機チケット代が高くなるじゃないですか。あと、死ぬほど暑いし。
周りのアメリカ人の友達にも「今年はジャパンにカエルの遅いね」とか言われるんですが、その時は必ず「いやさ、日本って8月に死んだ人たちが帰ってくんのよ。“オボン”って言うんだけど。それを子ども達に経験させたいと思ってさ」と言って、確実に相手をビビらせるよう努力しています。そしたら相手は大体「マジか?」みたいな顔するんですね。一応、追い打ちとして「今年は何人ぐらい帰ってくるかなあ。楽しみだなあ」と付け加えます。すると相手は「これはマジっぽい・・・」ってなりますね。私はそのままほっときますけど。
お化け関係で言えば、アメリカにもハロウィーンがありますけど、ハロウィーンはお祭り性が高いし、あんまりドロドロした感じがないんですよね。別に死んだ家族が帰ってくるわけでもないし。なので日本のお盆は新鮮というか、リアルだと思うんです。本格的ゴーストですね。
当然、うちの子ども達にとってもお盆は新鮮です。そういう風習というか考え方自体がアメリカにはないわけだから。マンガとかで「お盆」という言葉自体は知っているんですよ。8月に日本でそう呼ばれる時期があるって。でも、もともとの意味を知らなかったんですね。で、今回、日本に8月に帰ることになって、やっと「お盆」のことを本気で説明できました。

八代のお盆、楽しみです。

筆者:竹永浩之 

八代市出身。
八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名はぽん太)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。 

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