菜雨理のLondonなう vol.9

やつしろぷれす 菜雨理のロンドンなう

新年あけましておめでとうございます。あっという間に年が明け、2020年ですね。今回は、新年にふさわしいと思う内容をお送りします。

イギリスにはたくさんの世界遺産がありますが、これからご紹介する『グリニッジ天文台』もそのひとつです。そう、本初子午線のあのグリニッジ天文台です!

グリニッジがいつから緯度0度になったのかというと、1884年に米国ワシントンにて英国や日本を含む25ヵ国が参加する「国際子午線会議」が開催されたときからのようです。

この会議では、既に世界中で大多数の船が使用していた英国製の海図に基づき、グリニッジを基準点とする提案が出され、この案に対して22ヵ国が賛意を示したことで、グリニッジが世界から緯度0度の地として認められ、国際的な本初子午線(緯度0度0分0秒の基準子午線)として定められたそうです。しかし現在は、昨今のテクノロジーの進歩とともに本初子午線が修正・変更され、グリニッジ子午線の東方向に約100メートル移動しているようです。現在グリニッジ天文台は天文台としては機能していませんが、博物館として一般に公開されています。緯度を発見するまでの歴史や、天体観測、時計の開発に関することが展示してあります。本初子午線をまたぐ、ということもできますので、『時の旅』をするのにお薦めの場所です。

今年も、私は時間に追われながら、息子たちに追われながら、本初子午線のあるロンドンで1年を駆け抜けていきたいと思います。

筆者:荒関 菜雨理 ●あらぜき なうり 

八代郡氷川町(旧宮原町)出身。宮原小→氷川中→八代高校→長崎の短大へ。短大卒業後、交換留学でイギリス・チチェスター大学に留学。修了後、いったん地元に戻り臨時採用で中学校で英語講師をするが、結婚を機に再び渡英。/在英10年目。自営業の夫(日本人)と息子3人(8才、4才、2才)の5人暮らし。息子3人の子育てに日々奮闘しながらロンドンで生活中。

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