「BUY LOCALプロジェクト」創設者・村岡浩司氏緊急インタビュー企画

やつしろぷれす

4月1日から7日の間の平日に開催し、大盛況だった【BUY LOCAL yatsushiro〜春のテイクアウトランチ祭り〜】。

「BUY LOCAL#地元を支えよう」という理念は、村岡氏が【BUY LOCALmiyazaki】を立ち上げ、八代の有志がその理念に賛同して広がったものでした。著書「九州バカ」にもあるように、以前より”ワン九州”の考え方を強く訴え、村岡氏が開発した「九州パンケーキ」こそ、九州7県の選りすぐりの材料を集めて作り上げたものであり、その理念を商品化したものです。新型コロナウイルスの蔓延により世の中に不安が広がる今、時代の最先端を走る村岡氏に「これから私達が考えていかなくてはならないこと」について、電話インタビューを敢行しました。やつしろぷれすでは、貴重なインタビューを余すことなくご紹介したいと考え、数回に渡り掲載いたします。

やつしろぷれす 村岡浩司氏プロフィール

ー今の宮崎の状況はいかがでしょうか?

まさに今日が全国一斉に非常事態宣言が発令された日で、どこかで都会の話と思っていたものが地方に広がり、足元の商業施設が閉店するという情報が続々と入ってきて、残っている店も売り上げが激減しているという状況です。

ー平成22年の口蹄疫復興にも村岡さんはご尽力されていましたが、その時と比較し今の現状をどう考えられますか?

口蹄疫問題の時とまったく同じ状況です。当時も、世間のざわつきから不安が広がって恐怖心が疑心暗鬼を生み、不謹慎狩りが始まりました。挙げ句の果てには宮崎ナンバーの車は隣県のレストランから追い出されるとか悲しいことばかりでした。でもそれを乗り越えて最後に残ったのは一文字だけ”絆”だったわけです。その時に繋がった”絆”のある人とたちと今でも僕は事業を一緒にやっていて、仲間として活動しています。

今は地域との絆や人との絆を大切にして、冷静にこれから先を想像することが大事。周りをよく見てみましょう。こういう非常時にこそ、いちばん人の本質が見えるので。

ーこの非常事態に【BUY LOCAL】をいち早く立ち上げ、飲食店応援キャンペーンの取り組みをスタートされましたがどのような思いがあったのか教えてください。

【BUY LOCALプロジェクト】をスタートさせたのは、新型コロナウイルスが広がり始めた時期。お店の売り上げが一部減り始めた頃でした。

今は、まず地元で経済を回すことを真剣に考えなくてはいけないと感じました。隣の食堂やラーメン屋さんとか、昔から自分たちの日々の生活を支えてくれていたお店を地域全体で応援する機運を作ることが大切です。これまで僕らはモノを作ってどうやって東京や海外に売るか、どうやって儲けるか、ということにちょっと浮かれていた時代が長かった。そうした中で起きた今回のコロナショック。今こそ原点に戻る必要性がある、ということに気づかされました。「BUY LOCAL #地元を支えよう」というのは、今は”地域に閉じる”ことをしながら、絆をつなぎ、アフターコロナを皆で考えたいという活動。地元の農業やすべての商店を自分たちで支えることが必要な時代、その流れが必ず来るということで立ち上げたプロジェクトです。

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