菜雨理のLondonなう vol.13

やつしろぷれす 菜雨理のロンドンなう

新型コロナウイルスの脅威は現在世界中に広がっています。私の住むイギリスでも例外ではありません。数週間前までは対岸の火事であった欧州が今一番苦しんでいます。(4月5日現在)

今回は、現在のロンドンの状況をお伝えしたいと思います。(ただし、状況は日々変化しています。発行される際には既に遅れた情報になることをご了承ください。)

3月23日(月)に首相会見がありました。その翌日より3週間、①生活に必要な買い物、②1日1回の運動(家族以外の2人以上の行動は禁止)、③在宅ではできない必要な仕事(医療関係、配達等)以外の外出が原則禁止されています。職種に関わらず、可能な人にはできる限り在宅勤務をするように促し、レストランやカフェ、娯楽施設の営業停止も言い渡されています。もちろん全ての学校は3月23日(月)より休校になっています。

原則、友人や一緒に住んでいない家族(介護等必要な場合は例外)と会うことも禁じられていますので、親子共々家でずっと過ごしています。お友達にしばらく会えない子ども達はたまにクラスのグループビデオ通話等をしつつ、三兄弟騒がしく一緒にお庭で走り回ったり、室内で列車や車のおもちゃで遊んだり、戦隊モノのおもちゃで戦ったりしています。

外出が許されている買い物は、一時はパニック買いが起こり様々なものが品薄でしたが、現在は落ち着いています。人数制限をするため、店内に入るまでに2m間隔で並び、レジに並ぶ際も2m間隔を保ちます。これまでになかった光景ではありますが、必要な措置だとして皆理解を示して従っています。割と皆、マスクやゴム手袋をしています。マスクがない人はマフラーや布で鼻と口を覆っています。マスクをする習慣がないイギリス人ですので何となく違和感を覚えますが、それだけ深刻な状況になっているのだと思います。

やつしろぷれす

政府から各家庭に届いたコロナに関するレター

やつしろぷれす

現在のスーパー店内の様子(2m間隔のライン有)

 

 

 

 

 

 

 

筆者:荒関 菜雨理 ●あらぜき なうり

八代郡氷川町(旧宮原町)出身。宮原小→氷川中→八代高校→長崎の短大へ。短大卒業後、交換留学でイギリス・チチェスター大学に留学。修了後、いったん地元に戻り臨時採用で中学校で英語講師をするが、結婚を機に再び渡英。/在英10年目。自営業の夫(日本人)と息子3人(8才、4才、2才)の5人暮らし。息子3人の子育てに日々奮闘しながらロンドンで生活中。

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