巻頭特集/言葉の力

やつしろぷれす 巻頭特集

史上稀にみるパンデミックが起こり、生活が一変してしまいました。それでも私達は生きる希望や夢を持ち続け、前へ前へと進んでいきたい。そんな気持ちを後押ししてくれる、「言葉」。

今こそ言葉の力を借りて、困難な時代を乗り越えていきましょう。

今月は、八代にゆかりのある方々が大切にしている、思いのこもった言葉の数々をご紹介します。あなたの心に染みる言葉が見つかりますように。

やつしろぷれす

言葉の力

今日一日、

怒らず、恐れず、悲しまず、

正直、親切、愉快に生きよ。

ー 中村天風(思想家・教育者)

●伊藤敦子/Power English 代表

「言葉の力」というテーマで、すぐにこの言葉を思い出しました。本当は毎日唱える「誦句」なので、思い出すのではなく自分の一部になっていなければならないのですが、煩雑な日常に追われ忘れることも多くなっておりました。しかし行き詰ったときには必ず思い出す言葉です。氏は「絶対積極」を信念とし、敗戦後の日本人に立ち上がることを示し、もちろん自らも実践した人です。中村天風の生涯については、講演録「盛大な人生」「成功の実現」を読めば天風さんならではの言葉の力を感じることができると思います。

 

雨は、降りしきっていた。私は息づまるような感動の中に座っていた。

雨の日は、雨を聴く。雪の日は、雪を見る。夏には、暑さを、冬には、身の切れるような寒さを味わう。…どんな日も、その日を思う存分味わう(中略)

そうやって生きれば、人間はたとえ、まわりが「苦境」と呼ぶような事態に遭遇したとしても、その状況を楽しんでいけるかもしれないのだ。

ー森下典子(エッセイスト)出典:『日日是好日』(新潮文庫)

●イナヅミセイコ/フリーライター

「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」という禅語をご存知でしょうか。私がこの言葉と出合ったのは、熊本地震の被災で希望を失っていた時期。この言葉が、どん底の日々に光を届けてくれました。今日という日が晴れであろうと、雨であろうと、”毎日が好(よ)い日”の意。たとえ今がそうは思えない状況だとしても、今日だけの特別な日なのですよね。今の状況を楽しむことは正直むずかしいかもしれない。でも、今を憂うよりも生かされている命に感謝して、自分を大切に、まわりの人へ思いやりの気持ちをもって、そして、今日というかけがえのない一日を大切に感じながら生きたいと思うのです。

たゆとうとも沈まず

ーパリ市の紋章にある標語

●みつか/占い師(本紙「みつかの部屋」担当)

何かの本で見つけて、いつの間にか座右の銘になってました。今回改めて調べてみたら、フランス国旗にも書かれている言葉で「私たちはどんな荒波が来ようとも負けない大海原の大帆船である」的な意味らしく、「たゆたえど」という強い言い回しが本当だそうです。まぁ、私としては「たゆとうとも」のやわらかい言い方の方が「小川を流れる葉っぱ」のイメージで、気負ってなくて好きです。

人は強制収容所に人間をぶちこんで

すべてを奪うことができるが、

たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、

人間としての最後の自由だけは奪えない。

ーV・E・フランクル(オーストリアの精神科医・心理学者)

出典:『夜と霧』(みすず書房)

●永野圭祐/福祉作業所まんさく園 施設長

著者はオーストリア出身のユダヤ人心理学者で、第二次大戦中にナチス・ドイツによって強制収容所に入れられ、過酷な体験をしました。その2年間の記録が『夜と霧』です。私たちは新型コロナウイルス感染拡大のせいで自宅待機をさせられているわけですが、それでもやはり、「いかにふるまうか」を自分で選ぶことができます。オイオイ嘆き悲しむのも自由、ひたすらボンヤリするのも自由、頭を抱えて苦悩するのも自由、建設的なことに取り組むのも自由です。本書ではこの後「人間として踏みとどまり、おのれの尊厳を守る人間になるかは、自分自身が決めることなのだ。」などと続きます。そこまで立派な態度にはなれないかも知れませんが。行動が制限されているこの機会に、自分が手にしている自由にじっくりと向き合いたいものです。

Trust No One.(誰も信じるな)

ー出典:テレビ番組『The X Files(X-ファイル)』

●竹永浩之/アメリカ在住育児主夫(本紙「ポン太のアメリカ便り」担当)

この「Trust No One(誰も信じるな)」は、90年代にやってたテレビ番組『The X Files』のオープニングやそのポスターで使われていた言葉です。当時うちのかみさんがすっかり気に入って、自分のモットーにしたんですね。なので今でもかみさんは誰も信じるな派です。ダンナの私も信用してないし。かみさんの影響で私もだいぶ「誰も信じるな」派になってますけど。コロナの影響で世界中がグチャグチャになってますけど、こういう未知の状況では誰も正しい答えを知らないんですよね。だから気軽に何かを信じるわけにはいかない。自分の頭で考えることがものすごく重要になってるんです。だから、「誰も信じるな」=「自分の頭で考えろ」です。情報をしっかり集めて吟味して、己で判断する。誰かが言ったこと書いたことを盲目的に信じるのは危険すぎます。もちろん私が書いてことも。身体にとっても心にとっても、そして脳みそにとっても大変な時代になっちゃいましたけど、何とかみんなで生き抜きましょう。

巌上松(がんじょうのまつ)

あらし吹く 世にも動くな人ごころ

いはほに根ざす 松のごとくに

ー明治天皇

●松井葵之/松井神社 宮司・松井文庫 理事長

私が明治神宮に奉仕していた時代に、心の糧とさせて頂いていました。

「約束」

今日も

夕まで

なにごともなく

生きた

この分では

明日といふ日は

たしかに

約束されてゐる

いま

私は静かに待つてゐる

静かに

待つてゐる者には

きっと

約束は果たされる

ー淵上毛銭(水俣市出身の詩人)

●前山光則/元高校教師

水俣にあって、結核性股関節炎で15年間病床につながれたままの生活を続けた詩人、渕上毛銭。病床でたくさんの詩を綴り、昭和25年に35歳で亡くなりました。この毛銭は、長い闘病生活の一日、一日をしっかり生きた人です。わたし自身も幾度か闘病生活を経験しましたが、「静かに/待つてゐる者には/きっと/約束は果たされる」、この前向きの姿勢に示唆を受けました。悲観したり焦ったりしてはいけないなと、いつも励まされました。今、新型コロナウイルスのことが気がかりでなりませんが、やはり毛銭のこの詩が思い起こされます。

・You must be the change you want to see in the world.

あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。

ー ガンジー(インドの宗教家・政治指導者)

●溝口隼平/Reborn 代表

今の仕事を始める前までに、何度も折れそうになった時にそして今でも助けてくれている支えとしている言葉です。自然環境の劣化や政治の中において、また生活の中にも、あきらめや絶望が当たり前のように溢れています。自粛を余儀なくされ川業を休業中の私もそうです。でもガンジーが受けた状況を思い、彼の成したことを知ればとるに足らない事のように思えてきます。今、川遊びの仕事をさせていただいている坂本町の球磨川の豊かな流れは、ほんの少し前までは「日本でそんなこと不可能だ」と言われていたダムの撤去の結果、得られています。ガンジーの言葉を体現してきた先達が沢山いたのだと思います。だからこそ心折れそうなときほど勇気づけられます。Covid-19の蔓延により引き起こされた社会の変化で、大きな価値観の変化が起きつつあるのを皆すでに感じていると思います。いい変化に便乗するだけではなく、波を生み出していくことも出来るのだと思います。そしてその辺まで足音が聞こえてきている全体主義のように、想いや行動を一つにする必要もありません。多様な生き方や考え方のまま、それぞれが今の「おかしい、よくしたい」と思う事への行動を出来る範囲でそれぞれのアイディアを形にしていけばいいんだと思うところです。その途上で、同じ道を歩ける仲間が沢山出来たら、歩むのもとても楽しいのだと思います。

別無工夫 放下便是(べつにくふうなし ほうげすればすなわちぜなり)

ー出典:『禅林類聚』

●諸橋桃子/元・村ガール

禅のことばです。ざっくりとした意味になりますが、何かをしようとする時によく見せようとか上手にしようとするのではなく、そういう執着心はさっぱり捨て去って、ありのままの自然体で良い、心を無にして目の前のことに取り組みなさい、といった内容のようです。大学生の時にこの言葉と出会い、ハッとさせられ、今も何かに取り組もうとして迷った時や行き詰った時、物事の本質を見失いそうになった時に思い出し、心を落ち着かせるようにしています。

Always look on the bright side of life.(常に人生の良い面/輝かしい麺を見よう)

ーモンティ・パイソン(イギリスのコメディグループ)

出典:映画『ライフ・オブ・ブライアン(Monty Python’s Life of Brian)』のエンディング曲

●荒関菜雨理/イギリス在住の主婦(本紙「菜雨理のロンドンなう」担当)

この歌詞の意味は、「常に人生の良い面(輝かしい面)を見よう」です。歌詞と曲調がぴったりと合っていて、私のすごく好きな歌の一つです。この曲にはつらい時に励まされました。日々の生活があると簡単なことではありませんが、「Always look on the bright side of life」を気に留めることで、前よりも幸せを感じられるようになったことは確かです。

十指有長短(じゅっし、ちょうたんあり)

ー出典:中国・清時代の典拠集『通俗篇』

●上野浩平/八代(高田)焼 上野窯 陶芸家

解釈は様々だと思うが、私は「十本の指はどれも長さや形が違い、それぞれの担う役割が違い、他と同じでないことを気にすることはない」と捉えている。各々の個性を大切にしつつ、一つにまとまることで一本ではできない様々なことが可能となる。さらにその十指は他の誰かと手を取り合いより大きな力を発揮する。個性とチームワークがこの難局を乗り切る鍵か。危機的状況化において芸術が担う役割は大きくないと思われがちだが、それも大切な指の一本であると思う。誰もが自粛生活を思い返した時、心に寄り添ってくれたものはおそらく芸術と呼ばれるものであるはずだから。いつかまた健やかな気持ちでそれらを楽しめる日常が戻った後も、それから先も、私は私の指にできることをする。

塔組みは、木組み

木組みは、木のくせ組み

木のくせ組みは、人組み

人組みは、人の心組み

ー西岡常一(宮大工・法隆寺棟梁)出典:『法隆寺を支えた木』(日本放送出版協会)

●森山学/熊本高等専門学校 建築社会デザイン工学科 教授

法隆寺棟梁、故・西岡常一が公けにした口伝の一つで、私自身にとっては恩師から卒業記念にいただいた言葉。一本一本くせが違う木をうまく合わせて堂塔をつくること、そのためには大工一人ひとりが完成像をはっきりとイメージしておくことが大事。何よりもそうした一人ひとりの思いに心を配り合い、敬意を払い合い、必要とし合い、チームをがっちりと組み上げていくことが大事。今を踏ん張って、コロナ後の未来をチーム一丸となって築いていきましょう。

人から投げてもらった気持ちって、こんなにも人を跳ね上がらせる力があるんだなあ。

~そして私も、人に好意を気持ちよく投げられる人間になりたいと思った。

ー市川実日子(女優)出典:熊本日日新聞 夕刊(2019年10月21日発行 4面『語る』)

●小出泰子/八代市立図書館 館長(本紙/「絵本のとびら」担当)

日頃から、自身の向上のために、気になる言葉はすぐにメモするようにしています。この言葉は、少し落ち込んでいた時に出会ったコラムから。最近、ご縁について考えることが多くなりました。偶然は必然!?自分にとって、良くも悪くもすべて必要なご縁ととらえ、感謝の気持ちを持つとともに、それを相手に伝えられるよう、笑顔と笑声を心掛けています。

最後に生き残る種は、

最も強い種でも最も賢い種でもなく、

最も変化に適応できる種だ。

ーダーウィン(イギリスの自然科学者)出典:『種の起源』

●樋口大輝/チェンライユナイテッド アシスタントコーチ・ピースボールアクションタイランド 代表

(本紙「Bridge」担当)

タイに渡り9年。日本とは異なる文化、言語、宗教の中での生活を経験し、もっとも大切だと思うことを表現している。

道聴塗説(道に聴いて塗に説くは徳をこれ棄つる也)

ー孔子(中国の思想家・儒教の開祖)出典:『論語 陽貨篇』

●出水晃/珈琲店ミック マスター

長年喫茶店のカウンターで働いていてずーっと、自分に問いかけてきたことがあります。お客様たちとの会話から派生して、様々な活動をしました。生来の、事を深く考えもせずオオカタヨカロウソレイケハッテケで動いてしまう性格から、なんにでも顔を突っ込んできたのですが、結果的に、その行為が自分の売名行為またはミックの宣伝になってしまっていたのではという忸怩たる悔悟の思いに顔が赤らむ思いをすることが幾度もあったのです。おかげで、最近は人の前で自己紹介をするときに真っ先に「不良で偽善者の出水晃です」とお断りをしています。論語の陽貨篇に「道に聴いて塗(ミチ)に説くは徳をこれ棄つる也」(人に聞いた話をさも自分の考えのように他の人に話すのはつまらない人だ)という一節が、まさにその通りなのです。いつの日にか、自分の良心に忠実に生きることができることを願っています。

おまえは自分をもっと大切にしろ。激しく美しく生きろ。

みせかけや、その時のいくじなしのみじめさは、軽く、安いものだ。

激しい美しさ、真の叫びこそが美しい。

ー山田かまち(画家・詩人)出典:『山田かまちのノート〈下〉』(ちくま文庫)

●上村美鈴/フリー編集者・日本ペンクラブ会員

東京の出版社に在職中、天才画家山田かまち(1960-1977)の刊行企画で、13~17歳の時に書いた直筆ノートを読む機会がありました。青春の心の機微を清冽な筆致で描いた内容と、夥しい数の詩文の迫力に震えが止まりませんでした。この詩は亡くなる約2週間前の詩で、表題はありません。ノートを読んだ頃、母が故郷の熊本で急死し、私は生きる気力をなくすくらいの混乱していた時期でした。涙が止まらない時、西の空を見上げると、いつもこの詩の一節が母の言葉のように浮かんでいました。

まず生きるは息をすること春たちぬ

ー岸田稚魚(俳人)出典:『岸田稚魚句集』

●吉崎和郎/コピーライター

気持ちが追い詰められてどうしていいかわからないときは、ともあれ大きく息を吸ってみる。コロナで先の見えない状態がいったいいつまで続くのかわからない。私にとってこの句は、まず一息ついてみろという穏やかな助言なのである。

人生が生きるに値するということこそ、

すべての芸術の究極の内容であり、慰めである。

ーヘルマン・ヘッセ(ドイツ生まれの作家・詩人)出典:『知と愛』(新潮社)

●笠井麻衣/珈琲店ミック 店員

『知と愛』(原題『ナルチスとゴルトムンド』)、若いころ読んだのですが・・・ペストの脅威が吹き荒れる時代の修道士(「知」)と芸術家(「愛」)の相反する性格の二人が互いに強く惹かれあい、影響しあいながらそれぞれの人生を歩む話…だったかな?他にも濫読した古典同様、内容は忘れてしまいましたが、この言葉は原典から独り歩きして、仕事について考えている時必ず思い出す言葉となりました。飲食業というサービス業は、飲食と、それに伴うおもてなしを通じて、お客様方におくつろぎいただく場所の提供が仕事です。今は営業しながら「テイクアウト」でもミックの味をご提案していますが、やっぱり本心は、喫茶店独特の、成熟した自由な空気とともに味わっていただきたい。私たちは芸術家ではありませんが、「小さな幸せ」が感じられる場所を提供することによって、(大げさなようですが)「明日も生きるに値する」と信じられる日々を作っていきたいと思っていますし、そこに誇りがあります。今は「ステイホーム」が世界中の合言葉となりましたが、全ての人にとって解とはなり得ない。こんなことを言うとお叱りを受けそうですが、営業を続けるからには、いろいろと気をつけながらも、平常心で「いつものミック」を準備していたいと思っています。

いつ死ぬる金魚と知らず美しき

ー高濱虚子(俳人)出典:『虚子五句集〈下〉』(岩波文庫)

●米村恒憲/俳誌『未来図』同人・八代てふてふ俳句会 代表

三十数年、俳句を創り続けながら、たくさんの句を読み続けています。そして、自分の感性(心)を揺さぶり、支えてくれた多くの句の中の一句です。「死・命・人生等々」様々なことを思い深めるために想い出す一句です。このようにたった17の音律で表現する一句が、「一生の友」にもなり「先生」にもなります。この一句は、自分の幼少期・青年期・中年期・壮年期のそれぞれの時期に自分はどのように「いのち」を捉えていたかということが判ります。自分で自分を支える気力が生まれてきます。

敗け戦、ニヤリと笑って受け取める

ー楠木建(経営学者)

出典:『すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法』(文芸春秋)

●眞木誠司/八代市民俗文化財保存連合会長

今や日本を代表する経営学者 楠木氏の言。コロナとの戦いは意の如くはいきませんが、そんな時でもあわてず騒がず自分なりに受け取めたいものです。人間、自分にとって不利な時こそ、その人の本質が出ます。

僕が生きる今日は もっと生きたかった誰かの明日かもしれないから

ー前川真悟(ロックバンド「かりゆし58」ボーカル&ベース)

出典:シングル『さよなら』収録の表題曲

●髙見聡一郎/有限会社髙見商店 取締役専務

困難な時だからこそ、この一日を大事にしたい。物事の終わりを考えることで、一人ひとりが取れる行動が必ずあります。

置かれた場所で咲きなさい

ー渡辺和子(学校法人ノートルダム清心学園 理事長)

出典:『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)

●桑原溫乃/九州大学21世紀プログラム4年・八代まほろばかふぇプロジェクトメンバー

もともとはあまり好きな言葉ではありませんでした…(笑)。自分で自分の場所や環境を選び、好きなように生きていきたいと思っていたので。しかし、自分で環境を選ぶなんて発想ができるのも、恵まれた環境にいてこそ、一定の”当たり前”ありきのことで、実際には色々なご縁や今のような状況の中で、「自分はどう咲くか、咲けるのか」が問われているような気がします。八代には、こんな状況の中でもその人らしく行動している素敵な人がたくさんいらっしゃいます。私も負けないように、今、そしてこれから自分が置かれる状況の中で、一番きれいに咲けるように、根気強く踏ん張っていきたいと思います。

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