2025年7月号主夫ぽんた「絵本を出版しました」
いきなりなんですが、絵本を出版しました。電子出版ですけど(アマゾンで買えます)。それも1冊だけでなく、4月から出版し初めて、この号が出る頃には5冊目を出してると思います。絵本の他にも、以前アメリカの日本語フリーペーパーに10年ぐらい書いてた絵本コラムをまとめた『日本語を育てる絵本』というコラム集も6月に出版。同コラム集はあと3、4冊出す予定です。
というわけで急に変なことし始めてるんですが、いやね、以前からやりたかったんですよ。子育て時代の怨念というか。日本の子ども達って最初は親が絵本の読み聞かせをしてあげて、それからどっかのポイントで絵本のひとり読みに入るか、あるいは次のレベルの本にいっちゃうじゃないですか。その「読み聞かせ」から「ひとり読み」に移行するときの橋渡しの絵本って日本はあんまりないんですよね。ちなみにアメリカには山のようにあるんです、これが。図書館とか行ったら、その橋渡し絵本のセクションがちゃんとあるんですね。
うちの子ども達を育ててるときに橋渡し絵本がないことに気づいて、「あったほうがいいのに」とずっと思ってたんです。そのシリーズの名前まで考えて。「はじめてひとりでよむえほん」っていうんですけど。で、私と同じように考えてる人に偶然出会って、約3年ぐらいかな、文ができて絵ができて、そして私が編集を担当して、やっと『はじめてひとりでよむえほん』シリーズを出版することができました。「あいうえお」の順番で1冊ずつ出していくんで、同シリーズは少なくとも全部で50冊になる予定です。その他にも『にほんごをそだてるえほん』シリーズも始めました。今は電子絵本ですけど、そのうち紙で出版できたらいいですねー。
と、ここまでは業務連絡なんですが、いちばん大事な話、「なぜ日本には橋渡し絵本が必要か」ってことはまだ書いてなくて、今月はもう書くスペースがないのでその件についてはまた来月お話ししますねー。

筆者:竹永浩之
八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ
(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。
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