【早朝の自転車冒険】
秋の冒険をしようと思い、朝6時半から宇城市不知火町の「永尾劔(えいのおつるぎ)神社」まで往復3時間の自転車の旅に出かけました。
その日は少し曇りがちで、風が涼しく、美しい朝陽が射し込んできました。目的地に到着すると、防波堤から下りる階段があり、そこから海に堂々と立つ鳥居が見えます。満潮だったため、まさに絶好のタイミングで、素晴らしい眺めでした。
道の向こうには、まるでジブリ映画に出てきそうな、奇妙な形の緑に覆われた小さな丘があります。神社があるはずですが、下から見ると、何もない空き地のように見えました。脇にある石の階段は小さな木の茂みの中に消えており、木々の間を縫うように階段を登り始めると、横から見たよりもずっと長く感じられました。それはまるで魔法の扉をくぐって別世界へ向かっているような気分でした。頂上に着くと、そこは下から見た何もない空き地ではなく、さらに上へと続く赤い灯籠が並ぶ緩やかな傾斜の道がありました。その道を登ると、古風な石造りの鳥居が見えてきます。それをくぐって、ようやく拝殿までたどり着きました。
参拝後、潮風を胸いっぱいに吸い込んで早朝の達成感に満たされながら、ゆっくりと自転車で帰路につきました。
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筆者:シュラッグ・ケネス
八代市役所の国際課で国際交流員として勤務中。国際交流員(Coordinator for International Relations、略してCIR)はJETプログラム※より地方公共団体の国際交流担当部局などに配属され、さまざまな国際交流活動に従事しています。
※語学指導等を行う外国青年招致事業





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