主夫ぽん太のアメリカ便り #23

「週末の日本語補習校」

うちの子ども達が週末の日本語補習校に通い始めて、今年で11年になります。2人とも幼児部から始めて、いま14才は日本の中学2年生、9才は小学3年生。補習校は、日本と同じように4月から3月まで(アメリカの学校は9月から6月)なので、今月修了式があります。次は中3と小4に進級予定です。

補習校では「日本語を習う」というより、日本と同じように「日本語で勉強する」んですね。日本の子ども達と同じ教科書を使って。なのでクラスの様子はまさに日本です。

授業は国語とか算数とか社会とか歴史とか。基本は国語と算数で、たまに社会、歴史をやる感じでしょうか。日本の子ども達が週5日かけてやる内容を土曜日の1日だけ(午前9時~午後2時半)でやらないといけないので、かなり密度の濃い授業になります。

密度が濃いのは授業だけじゃなくて宿題も。毎週たっぷりあります。(中学生になると現地校の宿題も忙しいので減りますけど)。あと、毎回感じテストがあるので、その準備もしないといけません。他にも読書ノートとか日記とか、補習校の宿題だけでやること山盛りなんですよね。こうやって書いてると、うちの子ども達、よく頑張ってるよなあと思って。なんか申し訳ないです。

そんなこんなで毎週大変な日本語補習校なんですが、正直な話、小学校6年生まではなんとかなるんですよね。問題は中学から。国語の教科書に古文とか漢文が出てくるでしょ。アレで思いっきり躓くというか、激しくコケるんです。だって日本に帰っても誰も古文調で喋ってないし、レストランのメニューも漢文で書いてないし、接点がなさ過ぎるんですね。私だって今更「係り結び」とか言われても「はあ?」だし。

なので、うちの14才にも「お父さんだって中学生のとき古文漢文ちんぷんかんぷんだったから勉強しなくていいよ。それより現代文頑張ろうよ」と言ってます。とりあえず”中学卒業”がゴールですね。

補習校の国語の教科書。八代市の同級生たちと同じ教科書を使ってます。
竹永 浩之

八代市出身。
八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名はぽん太)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。

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