ぽん太のアメリカ便り Vol.107

やつしろぷれす 主夫ぽん太のアメリカ便り

「在外ネット投票の署名運動始めました」

 

 今回の話はカタいですよ。できるだけわかりやすく書きます。あんまり漢字でいっぱいにならないように。でもやっぱカタいですよね。投票制度の話だし。

 皆さん、先月の衆院選のときに海外の日本人に何か起こってたか聞きました? ほれ、海外の日本人も衆院選とか参院選に投票できるじゃないですか。「在外投票制度」って言って、私それ作った人間のひとりなんですけどね、その在外投票がまあ大変だったんですよ、ホントに。

 なんと言っても真冬だったじゃないですか。私が住んでるNYとかニュージャージー辺りも雪が降って、投票所の領事館まで電車が走るの走らないのって大騒ぎだったんです。日本も東北とか北陸のほうで同じことが起きてましたよね。ただ海外がヤバいのは、とにかく大使館とか領事館まで遠いんです。私の場合はNYの領事館まで片道約2時間。これでもぜんぜん良いほうなんですよ。中には車で8時間とか飛行機じゃないと行けないって日本人もいますからね。イメージ的には「日本国内に投票所が1カ所だけ」みたいな距離感ですね。日本に投票できるとこ1カ所だけなんですよ。どうやって投票するんです? 雪だし。もー。

 あと今回の衆院選は急に決まったんで、在外公館に行けない人用の「郵便投票」もぜんぜん間に合わなかったんです。まあ急に決まんなくても制度がポンコツ過ぎて普通間に合わないんですけどね。そうなんです。在外投票制度自体がポンコツ過ぎるんです。今回の衆院選はそれでも海外の日本人たちは頑張って投票に行ったんですね。投票者数は過去最多の2万9千人。でも海外に日本人有権者って約105万人いるんです。投票率3%いかないんですから。やっぱそれぐらいポンコツなんです。

 在外投票を作った人間でまだ生きてるのって私ともう一人(85歳)しかいなくて、動けるのは私だけなんです。そりゃ何かしないとね。というわけで在外ネット投票の導入を求める署名運動を始めました。もうネット投票でしか解決しません。八代の皆さんも署名できるので、ぜひご協力よろしくお願いします!

筆者:竹永浩之

八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ
(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。

沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。