ぽん太のアメリカ便り Vol.73

やつしろぷれす 主夫ぽん太のアメリカ便り

「呪われた国アメリカ?」

 前回に続き、また今回もちょっと変わった話をしてみたいと思います。私が今住んでるアメリカという国を別の視点で見てみましょうと。それが「呪われた国アメリカ」。この国というか、この土地がどれくらい呪われてる可能性があるかという話ですね。

 先に言っときますけど、私には霊感的なものは一切ありません。そういう経験もホントに数えるほどしかないです。ま、ここでのポイントはその「数えるほど」なんですけどね。それにアメリカが絡んでるんですねー。あとは沖縄の離島に遊びに行ったときの出来事。

 あれは今から30数年前の話なんですけど、沖縄のある離島にキャンプしに行ったんですよ。島の裏側の砂浜にテント張ってそこで寝ることにしたんですけど、これがなんと一晩中寝られなかったんですね。どこでも寝られることが唯一の取り柄の私が。翌朝そのことを島の人に話したら「あそこは旧日本軍に島民が殺された場所だからね」って言われたんです。そう言われてみればなんとなく嫌な感じがしたんですよ。霊感とかまったくない私でも感じるぐらいの何かがあったんですね。

 その沖縄の離島で経験したあの感じ。実はそれと似たような感覚をときどきアメリカでも感じるんですね。街中とかじゃなくて郊外で。皆さんご存じの通り、この国はネイティブアメリカン(インディアン)を皆殺しにして作った国なんですね。そこら中で彼らを殺してるわけです。さらにこの国にはアフリカ人を奴隷として連れてきた歴史もあります。多くのアフリカ人もここで死んでいったんですね。来たくもなかった土地で。

 死ぬ必要なんてまったくなかった多くの人たちが無惨に殺された土地。日本的に考えたらフツーに「呪われてるよね」ってなりますよね。アメリカという国にはやたら明るいイメージがあるんですけど、一方でどうやっても消せない黒歴史もありますし、霊感ナシの私でも感じる怨念みたいなものが未だにあると。土地に染み付いちゃって取れないんです。特に多くの人たちが殺された地域ではなぜか平均寿命が短い、とかあると思うんですよねー。もしかしたら怨念のせいで。それは調べてまたご報告しますね。

 


筆者:竹永浩之

八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ
(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。

沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。

アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。

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