マネープラン&コーチングスキル

今月のテーマ:『コミュニケーションスキル⑥』

~ 言葉の力 ~

新学期が始まる9月。まだまだ残暑が厳しいですが皆さんいかがお過ごしですか?

今回は『言葉の力』について書きたいと思います。私がセミナーする時にもよく話すテーマです。言葉には力があります。昔から“言霊”と言われるように、古来より日本では言葉に霊的な力が宿ると信じられてきました。声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、悪い言葉を発すると凶事が起こるとされました。凶事というと大事のような感じがしますが、日常生活において自分の発した言葉で、良くも悪くも環境が変わってしまうということです。

例えば、良い言葉(褒めたり認めたりする言葉)や、柔らかい言葉を相手に投げかけた時、相手の気分は良くなり、向こうから返ってくる言葉も柔らかだったり、優しい雰囲気だったりします。すると自分もほっこりします。逆に悪い言葉(相手を責めたり、馬鹿にしたりするような言葉)や刺々しい言葉を相手に投げかけると、相手は刺々しい言葉を返してきたり、場合によっては心を閉ざして、何も返してこなくなることもあります。全て鏡写しのように自分の発した言葉が自分に返ってきます。実際は言葉だけでなく自分の態度や雰囲気も関係がありますが、今回はわかりやすく言葉だけに絞っていきます。

そして自分が発した言葉に一番影響を受けているのは、実は自分自身なのです。皆さん、自分の本当の声を知っていますか?他の人が聞いている自分の声と、自分自身が聞いている声って全然違いますよね。良くムービーに映っている自分が話している声を聞いたら変な感じがしませんか?「自分の声ってこんな声だっけ?」と思う人は多いと思います。では、他人が聞いている声と自分自身が聞いている声は、どちらが自分の声だと思いますか?

実は両方とも自分の声なのですが、なぜ違う声に聞こえるかというと、他の人が聞いている自分の声は鼓膜で聞いていて、自分自身が聞いている声は鼓膜と骨伝導の2つで聞いているからです。ということは、自分の発した言葉は、他の人よりも自分自身が一番聞いていることになります。「バカ」と言ったら相手は鼓膜だけで1回ですが、自分は鼓膜と骨伝導で2回分(相手の2倍)聞いているということです。そして自分では知覚できませんが、脳の潜在意識化に、言葉が層となって積もっていくのです。従って、自分自身が一番影響をうけるのです。

言葉には力があります。日々発する言葉によって自分の心境を良くし、周囲を明るくすることができます。しかし、発し方から周囲に不快感を与えてしまうのもまた言葉なのです。普段自分が使っている言葉を意識して、より良い人間関係を築いていきましょう。

講師

有限会社Prime1 代表取締役 Next Stage代表
伊藤 慶輔さん
損害保険、生命保険の代理店を経営するかたわら目標達成コーチとして企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行う。

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