やつしろの働くひとVol.43

やつしろぷれす やつしろの働くひと
やつしろぷれす 働くひと

今日という日の魚との関わり大事に。美味しさを届けたい!

八代市鏡町在住、小川貴史さん(43才)。八代工業高等学校在学中に始めた魚屋でのバイトをきっかけに、この道へ。スーパーやデパートなどの鮮魚売り場で店長を経験するなどし、2019年に独立。オープン直後から口コミやSNSを通じて話題の店となる。妻、子ども3人の5人家族。

産地直送の鮮度のいい魚をニーズに合わせて提供

県道14号沿いにあるスーパー『カガミユーウマート』の目の前。鮮やかなブルーのドアが目印の『一魚一恵』は、八代をはじめ牛深、大矢野などから直送される”地魚”にこだわる鮮魚店です。オープンしたのは2019年の12月。当時は、別の場所にお店を構えていましたが、手狭になり、昨年6月に現在の場所に移転。魚好きの間で評判が広まり、人気を集めています。

店主・小川さんのモットーは、「魚を大事に扱うこと」。そこには、魚の命をいただくことへの敬意はもちろん、美味しい魚を食卓へ届けるために頑張っている漁師さんへの感謝の気持ちがあるようです。「うちの店は、産地直送の魚が多いので、入荷する魚の種類はその日によって違います。日々変化する魚の状態を見極め、お客様に一番美味しい状態で味わっていただくのが私の仕事。そのためにお客様がどんな魚が好きで、どんな風に召し上がりたいのか。ご要望を大切にした接客を心がけています」。

やつしろぷれす 働くひと  やつしろぷれす 働くひと
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鮮魚は、田崎市場でその日の早朝に仕入れてきたものや産地直送の新鮮なものが並ぶ。一人分から加工してくれるのでお気軽に。

安さよりも美味しさを。信頼ある魚屋を目指して

店内に入ると、見るからに新鮮な魚たちがずらり。それぞれがオーラを発して輝いていますが、よく見ると値札は付いていません。これも小川さんのポリシーの一つで、「値段が付いていると、買い物の視点が食べたい魚や美味しい魚ではなく、安さ優先になりがち。それって、どうなんだろうと思って…」。その日入荷した魚のベストを見極めて、美味しく味わってもらうのが第一。そこに人一倍の情熱を注ぎ、努力を重ねています。

やつしろぷれす 働くひと

分からないことや要望などは、小川さんにどんどん尋ねてみよう。

またお客様の要望に応じて、刺身や切り身、海鮮丼や総菜、料理用の下ごしらえなど細やかに対応してくれるほか、事前に予約すれば、来店時間に合わせて作り立てを準備するなど、サービスも満点(刺身・切り身・骨抜きなどの加工代は無料。調理などが必要な場合のみ別途料金が必要)。「刺身は、特に鮮度が味に直結しますので。大量にパック売りを作って販売するようなやり方はしたくないですね」。

昔ながらの対面販売で、会話を大事にして信頼関係を気づいていく店づくりが小川さんの理想。地域で捕れる魚のことや、美味しい食べ方を伝えていきながら、日々、魚と真摯に向き合っています。

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県道沿いに建つ『一魚一恵』。海をイメージしたブルーの扉が目印。魚の入荷状況や特売情報はSNSで発信している。

【鮮魚商 一魚一恵】

住所:八代市鏡町鏡村917

お問合せ TEL:090-4346-2537

営業時間: 11:00 ~ 18:00(OS17:00)

店休日:水・日曜、祝日 ※他不定休あり

駐車場:5台(県道沿い。店舗から2軒南下した場所にあり)

★★★週末は混み合うため、前日までのご予約がおすすめです★★★

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