Dennisの日米なんでもガイド vol.3

「ハリウッドが2つある!?」

『Hollywood(ハリウッド)』と聞けば、ロサンゼルスにある映画の聖地のことを思い浮かべる人が多いと思いますが、実は私の地元バージニアのリッチモンド市にも「ハリウッド」が存在します。…と言っても、『Hollywood Cemetery』という墓地のことなんです。

 アメリカ人からも、なぜHollywoodなのかとよく聞かれます。「ハリウッドの人気に乗っかった」というのがよく言われている説ですが、Hollywood Cemeteryがつくられたのは、皆さんご存じの映画の街が「ハリウッド」と名付けられるよりも何十年も前ですので、それとは全く関係がないことが分かると思います。

 墓地の名前は、Holly trees(セイヨウヒイラギの木)が敷地内にたくさんあることに由来しています。この樹々のおかげで、ガーテン墓地として知られており、緑豊かで美しいと評判です。ここには、モンロー大統領(第5代)やタイラー大統領(第10代)、アメリカ南北戦争の軍人の他、女性参政権運動家や元最高裁判事など、名だたる人物のお墓が並んでいますが、一般人のお墓も数多くあり、私の家族も眠っています。

 観光地でもあるので、賑やかな場所を離れてちょっと一息つきたいときにおすすめのスポットです。

Hollywood Cemetery

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筆者:ジョセフィン・デニス

八代市役所の国際課で国際交流員として勤務中。国際交流員(Coordinator for International Relations、略してCIR)はJETプログラム※より地方公共団体の国際交流担当部局などに配属され、さまざまな国際交流活動に従事しています。

※語学指導等を行う外国青年招致事業

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