『ボーナスを“なんとなく消えるお金”にしないために』
〜使う前に決めておきたい、わが家のお金の行き先〜
6月になると、夏のボーナスを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。まとまったお金が入ると、少し気持ちが明るくなります。欲しかったものを買ったり、家族で食事に行ったり、旅行の計画を立てたり。「せっかくだから」と思える時間も、暮らしの中では大切なごほうびです。
一方で、気づいたらボーナスがほとんど残っていない…という経験はありませんか。特別に大きな買い物をしたつもりはないのに、車の税金、保険料、カードの支払い、子どもの行事費、夏休みのレジャー費などが重なり、いつの間にか通帳の残高が減っている。ボーナスは金額が大きい分、使い道を決めないままにしておくと、“なんとなく消えるお金”になりやすいのです。
そこでおすすめしたいのが、ボーナスが入る前に「行き先」を決めておくことです。ポイントは、細かく家計簿をつけることではありません。まずは大まかに、三つの箱に分けて考えてみましょう。1つ目は【守るお金】です。生活費の補てん、税金、保険料、急な出費への備えなど、家計を安定させるためのお金です。ここが曖昧なままだと、後から慌てる原因になります。特に、毎年この時期に支払いがあるものは、先に取り分けておくと安心です。2つ目は【育てるお金】です。貯蓄、教育費、老後資金、NISAなど将来に向けた資産形成に回すお金です。大切なのは、「余ったら貯める」ではなく、「先に貯める」と決めること。たとえ少額でも、未来の自分や家族のために先取りしておくと、お金に対する安心感が少しずつ育っていきます。3つ目は【楽しむお金】です。外食、旅行、趣味、家族へのプレゼント、自分へのごほうびなど、心を満たすためのお金です。節約ばかりを意識すると、家計管理は苦しくなります。大切なのは、楽しむことを我慢するのではなく、予算を決めて堂々と楽しむこと。「ここまでは使っていい」と決めておくと、後ろめたさも減り、満足感のある使い方ができます。
この3つの箱を考えるときに、コーチングの視点で自分に問いかけてみてください。「このボーナスで、何を大切にしたいのか」「半年後の自分が安心できる使い方は何か」「家族が笑顔になるお金の使い方は何か」。お金の使い道には、その人の価値観が表れます。だからこそ、正解は一つではありません。貯蓄を優先する家庭もあれば、今しかできない家族旅行に使う家庭もあります。大切なのは、流されて使うのではなく、自分たちで選んで使うことです。もし夫婦や家族で話し合うなら、「何に使えたら嬉しいか」から始めるのがおすすめです。責め合いではなく、未来の相談にすることで、お金の話はぐっと前向きになります。
ボーナスは、日々頑張ってきた自分への大切な成果です。暮らしを守り、未来を育て、心を満たすお金として使いたいものです。今年の夏は、ボーナスが入る前に少しだけ立ち止まり、我が家らしいお金の行き先を決めてみませんか。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ 熊本支店
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156




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