マネープラン&コーチングスキル

やつしろぷれす マネープラン&コーチングスキル

「目的と手段を間違えない生き方」

~「何のために?」を見失わないために~

毎日を一生懸命に過ごしていると、ふと「何のために頑張っているのだろう」と感じる瞬間があります。仕事、家事、子育て、人間関係、地域での役割。やるべきことに追われる日々の中で、最初は大切な目的のために始めたことが、いつの間にかその手段自体をこなすことに意識が向いてしまうことがあります。

たとえば、「家族を幸せにしたい」と思って働いていたはずなのに、気づけば仕事で成果を出すことだけが目的になっている。「健康でいたい」と思って始めた運動なのに、体重や歩数、記録ばかりを気にして苦しくなっている。「人との関係を大切にしたい」と思っていたはずなのに、嫌われないことばかりを優先して、自分の気持ちを後回しにしてしまう。

このように、手段が目的にすり替わってしまうことは、私たちの日常の中に意外と多くあります。もちろん、仕事を頑張ることも、努力することも、人に気を配ることも大切です。しかし、それらは本来、自分が大切にしたい生き方や守りたいものにつながるための手段です。そこを見失ってしまうと、頑張っているのに心が満たされなかったり、忙しいのに前に進んでいる実感が持てなかったりします。

コーチングでは、行動や目標を考える前に、「本当は何を大切にしたいのか」を見つめ直すことがあります。何をするかも大事ですが、それ以上に大切なのは、「なぜそれをするのか」という目的です。目的がはっきりしていると、迷ったときの判断基準になります。反対に、目的があいまいなままだと、目の前の忙しさや周りの評価に流されやすくなります。

もし最近、「頑張っているのに疲れる」「やることは多いのに心が満たされない」と感じることがあるなら、一度立ち止まって自分に問いかけてみてください。

「私は、何のためにこれを頑張っているのだろう?」

「今していることは、本当に大切にしたい目的につながっているだろうか?」

「手段に追われて、本来の目的を見失っていないだろうか?」

この問いに正解はありません。大切なのは、自分の心の声に耳を傾けることです。人から見て立派かどうかではなく、自分にとって本当に大切なものは何かを確認することです。

7月は、一年の折り返し地点です。新年やに立てた目標、日々の習慣、仕事や家庭での役割を見直すにはちょうど良い時期かもしれません。この半年、自分は何のために頑張ってきたのか。そして、これからの半年をどんな気持ちで過ごしたいのか。目的を思い出すと、同じ行動にも意味が戻ってきます。仕事も、家事も、人との関わりも、ただ「こなすもの」ではなく、自分が大切にしたい人生につながる一歩になります。

手段に追われる毎日ではなく、目的を大切にする毎日へ。ときどき立ち止まり、「何のために?」と自分に問いかけることが、心に余裕を取り戻すきっかけになるのではないでしょうか。

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講師

株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。

株式会社ウインライフ 熊本支店
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