やつしろの働くひとVol.52

やつしろぷれす やつしろの働くひと

人との絆や繋がりを大切に、東陽町を盛り上げたい!

八代市在住、黒田浩太郎さん(26才)。熊本農業高校卒業後、県立農業大学校へ進学。その後、農業研修プログラムを利用してアメリカオレゴン州・カリフォルニア州で2年間海外生活を送る。帰国後、実家の農業(ショウガほか、柑橘類)を手伝う傍ら、自らイチゴの栽培も行う。両親と3人暮らし。

海外留学などを通じて視野が拡大

 ショウガの一大産地である八代市東陽町。黒田浩太郎さんの実家の畑でも、大人の腰ほどまでにショウガが成長し、10月下旬から11月上旬まで出荷のピークを迎えています。子どもの頃から両親の手伝いで、収穫のお手伝いをしていたという黒田さん。「手伝いはキツイの一言でした」と笑って話します。農業へ進む転機は、高校時代。学校の授業で、多くの生産者さんと関わるなかで、商品に対する思いや、お客さんへの思いを知り、これまで抱いていた農業への認識に変化が芽生えたそうです。「農業をやってみたい!」。心はいつしか、両親の背中を追いかけていました。

 その後、農大を経て、アメリカ留学を経験。住み込みしながらアメリカの農業を目の当たりにし、視野がさらに拡大していくことに。「規模の違いを肌で感じつつ、でも機械だけでなく、しっかり人の手も使いながら効率よくやっている農業のスタイルを学びました」。

茎を切る作業は、小さい頃からお手伝いしてきたそうで、リズムよくスピーディーにカット

 

掘りたてのショウガはサイズ感も立派。JAへ出荷された後は、関西方面へ。直売所、温泉、レストランなどが集まる『東陽交流センターせせらぎ』でも販売中

耕作放棄地を活用して地域貢献していきたい

 帰国後、農業留学の財産と感じたのは、人との繋がりだったそうです。「全国に刺激し合える農業仲間ができ、情報交換できることがモチベーションアップに繋がっています」。

 現在は、ショウガの収穫期に入り、両親と共に朝7時頃から仕事に精を出しています。機械でショウガを掘った後は、茎を一本ずつカットし、コンテナに並べてJAへ出荷。茎を切っていく作業は、地道で根気も必要ですが、シャキッと軽やかなハサミの感触のあとには、ショウガの新鮮な香りがふわりと風に乗って広がります。「ショウガはこう見えて繊細な野菜。安定して生産するために管理には気を使います。自然豊かな東陽町で立派に育ったショウガを、たくさんの方に食べていただきたいです!」。

 来年からは、耕作放棄地を活用して、自らショウガの栽培に取り組んでいきたい考えです。近くには保育園もあることから、地域との繋がりを大切に、お母さん達の雇用も構想中。「小規模だから、いろんなことにチャレンジしていきたい」。そう話す黒田さんは、生まれ育った故郷・東陽町で地域活性化を後押するべく、若い力で未来の農業を盛り上げていこうと前向きに取り組んでいます。

山の中に広がるショウガ畑。豊かな実りがこの環境によって育まれている

問い合わせ

KURO FARM

八代市東陽町南2409

TEL/080-2744-5543

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