主夫ぽんたのアメリカ便り vol.30

やつしろぷれす 主夫ぽん太のアメリカ便り

「うちの9才もベースでいきます」

とうとう我が家に2台目のベース(コントラバス)がやってきました。うちの9才がずっと「ベースやりたい」って言ってたんですね。お兄ちゃんがやってるから。

うちの町の小学校では、4年生から本格的な楽器演奏が始まるんですね。小学3年生の終わりぐらいに、音楽の先生の前でそれぞれの児童がいろんな楽器を試してみて、後日先生が弦楽器をひとつと、吹奏楽器か打楽器をひとつ、薦めてくれてるんです。先生たちは子ども達一人ひとりのリズム感や音の強さ、身長、手の長さなどを見て、「この楽器がお薦め」って決めるんですね。ただ、別に先生のお薦め楽器から選ぶ必要はなくて、最終的にはそれぞれの家庭にお任せ、という仕組みです。

ちなみにうちの15才がベースを始めたのは、小学校の時に音楽の先生がお薦めしてくれたのが偶然「ベース」だったからなんですね。その先生がベースを薦めた理由は「手が長い」から。もし先生がベースを薦めてなかったら、おそらくベースをやってなかったでしょうし、ジャズもやってたかどうか・・・。こういう出会いって面白いですよね。

うちの9歳の場合は、本人が直接、音楽の先生に「ベースやりたい」って言ってたのと、先生もお兄ちゃんがベースやってること知ってて、「そしたらベースね」となったようです。ちなみにもう一つのお薦め楽器は「ドラム」でした。ベースをやりたい子って少ないから、先生的にも「ラッキー」って感じだったんでしょうね。

ベースってやっぱりデカいでしょ。あと楽器は基本的にレンタルなんですが、ベースはレンタル料が一番高いんですね。年間、日本円で約4万円。バイオリンやトランペットは年間1万5千円ぐらいなんで、どうしてもそっちに流れる家庭が多くなるわけです。でも、うちの場合は本人がどうしても「ベースやりたい!」と言ってますし、親としてはここは少し踏ん張って、思う存分やらせてみようと思ってます。

 

筆者:竹永浩之

八代市出身。
八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ(小中高時代のあだ名はぽん太)。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。

 

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