ぽん太のアメリカ便り Vol.80

やつしろぷれす 主夫ぽん太のアメリカ便り

「サンドイッチの爪楊枝問題」

 今年最後の主夫ぽん太コラムなんですが、それにふさわしいテーマを取り上げてみたいと思います。「アメリカにおけるサンドイッチの爪楊枝問題」です(なぜ?)。いやね、12月には何にも関係ないんですけどね。つい。

 左のイラストにあるように、こちらではサンドイッチにときどき爪楊枝が刺してある場合があります。日本でもたまにあるんですが、こっちでは結構普通に見るんですね。で、問題はサンドイッチを食べる際に間違ってその爪楊枝を飲み込んでしまう人がいるんです。うちのかみさんみたいに。

 今日は11月17日なんですが、先ほどかみさんが救急病院から帰ってきました。2日前に職場のランチミーティングでツナサンドイッチを食べた際に、そのツナの部分に爪楊枝の先っぽが入ってて、それを知らずに飲み込んじゃったんですね。すぐに喉の部分に何か刺さった感じがして、爪楊枝を見たら先っぽの部分がなかったんです。おそらくサンドイッチを作った人がサンドイッチに爪楊枝を刺してから2つに切った際に間違って先っぽの部分を切り落としちゃったんですね。で、それがツナの部分に入ってたと。

 私知らなかったんですけど、サンドイッチの爪楊枝を飲み込む事故というのはこっちでは結構あって、中には飲み込んだ爪楊枝が原因で亡くなる人もいるらしいんです。腸に刺さったりして。怖いですよねー。人によっては爪楊枝を丸ごと飲み込んだことに気づかずにお腹が痛くなって高熱が出て救急病院に担ぎ込まれて、みたいなケースも。爪楊枝を飲み込んだことに気づかないっていうのもなかなかのレベルだと思うんですが、そういう事故が結構あると。だからかみさんも「すぐに救急病院に!」ってなっちゃって、胃から取り出そうとしたらすでに腸に下りてて、でも無事ウ〇コの中で発見。そのために病院に2日間いたんです。凄いですよね。アメリカではサンドイッチ食うのも命がけです。


筆者:竹永浩之

八代市出身。八代小→一中→南校(現:清流高校)→沖縄の大学へ
(小中高時代のあだ名は“ポンタ”)。

沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。

アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。

米国・ニュージャージー州在住。

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