マネープラン&コーチングスキル

やつしろぷれす マネープラン&コーチングスキル

『人間関係を良くするために②』

 聴き力を伸ばす

 皆さん、こんにちは。早いものであっという間に年度末の3月になりました。3月といえば別れの季節ですね。共に学んだ友人達と別れ、それぞれの道に向かって歩いていく。寂しい反面、その先には夢と希望と新年度からの新しい出会いがありますね。そんな新たな人間関係がスタートする前に、今回も『人間関係を良くするために』の続きで書きたいと思います。

 今回のサブテーマは「聴き力を伸ばす」です。この「聴く」という漢字は「積極的に耳を傾けること」を表します。そのままですね。耳+(プラス)目と心と書いて「聴」く。耳だけでなく目と心を使いましょうということです。

 コミュニケーションセミナーをしていると、スピーキングスキルを伸ばしたいという人によく出会います。人前で上手に話したり、面白い話ができるようになりたい、もしくは自分は話すのが苦手なので上手く話せる人に憧れる…等々、たくさんの人が話すことに意識が向きがちですが、実は話す力を伸ばす前に聴く力を伸ばす方が、人間関係においてはメリットがあります。人は基本、自分の話をしたい生き物です。自分の話を聞いてもらいたいのです。人が数人集まれば、その中にはずっと話している人がいたりしますね。自分のことをずっと話している人。中には人の話を遮って話す人もいますね。話の腰を折る人。割り込む人。大抵の人は自分の話を遮られると嫌な気分になると思います。しかし、どうでしょう、そんな人と違って自分の話を一生懸命に聴いてくれる人がいるとしたら。よく相槌を打ってくれ、前のめりの姿勢で真剣に話を聴いてくれる。「へぇ〜」とか「ほ〜」とかたまには「すごいですね!」とか言ってくれたりして。話しているうちに気持ちが良くなってついついいつも以上に色々なことを話してしまう。あなたの周りにいませんか? そんな聴き上手な人。その人に対してどんなイメージがありますか? たぶん良いイメージしかないと思いますし、また話したいと思うはずです。なぜなら人は、自分の話を聴いてくれる人に対して安心感を抱くからです。安心感があるからこそ、何でも話せるのです。それは信頼されるということです。ここが聴き力を伸ばすメリットです。そして「相槌をすること」、これがとても重要です。頷きや言葉の相槌、体の相槌もあります。ぜひ、耳だけでなく心と体の全体を使って、大切な人の話を聴いてみましょう。

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講師

株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。

株式会社ウインライフ
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156

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