ケンのやつしろ放浪記 vol.12

五感で感じた薔薇の香り

 今年のゴールデンウィークに水俣ローズフェスタを見に行きました。ドライブは山や谷を縫うように南へと進み、風の薫りを感じながらところどころに美しい海の景色が垣間見えました。

 エコパーク水俣バラ園はとても広く、ひとつひとつ歩き回りながらゆっくりと楽しむことができます。園内には数百種類、数千本のバラが咲いていましたが、一般的に想像する「バラ」とは違った、今まで見たことのない品種もたくさんあり、中にはハナミズキに似ているものもありました。

 特に印象に残ったのは、オレンジと朱色とのグラデーションがとても鮮やかな「フリュイテ」という品種です。内側から輝いているような、熾火(おきび)のオレンジがかった真っ赤な炎のように咲く様子に吸い込まれ、写真を撮ると人工的に色を着けたのではないかと思えるほどきれいに見えました。私はもともとオレンジ系の色はあんまり好みではないのですが、フリュイテは自分の庭で育ててみたいと思うほど魅力的でした。

 隣接する道の駅で、お土産に小さなバラジャムの瓶を買ったり、バラのソフトクリームを味わったりして、バラの香りを別の形で満喫することもでき、薫り豊かな一日でした。

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筆者:シュラッグ・ケネス
八代市役所の国際課で国際交流員として勤務中。国際交流員(Coordinator for International Relations、略してCIR)はJETプログラム※より地方公共団体の国際交流担当部局などに配属され、さまざまな国際交流活動に従事しています。
※語学指導等を行う外国青年招致事業