ぽん太のアメリカ便り　Vol.105

「今年はうちの16歳に賭けます｣

　明けましておめでとうございます。今年もしょーもないこと書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。というわけで、私の２０２６年はうちの16歳に賭けます。彼のための１年にしたいと思います。

　先月のこのコラムで｢鼓膜再生手術｣の話をしたじゃないですか。今年うちの16歳に日本で同手術を受けさせることにしたんですね（アメリカでやってないから）。時期は今年の夏になるんですけど、厄介なことがいろいろあって、同手術を受けたらあんまり汗かいたらダメなんですね。バイ菌入るから。というわけで術後2週間は外を出歩けないというね。室内に缶詰め状態。せっかく日本に居るのに気軽にコンビニにも行けないんです。もー。

　ちなみに手術は千葉で受ける予定なんですが、週に２～３回診てもらわないといけないので当然千葉に居ることになります。４～５週間でしょうか。鼓膜の手術なんで飛行機にも乗れないでしょ。だからすぐアメリカに帰るっていうのも無理だし、診察のせいで八代にも帰れません。完全に身動きできなくなります。もー（２回目）。

　ただですね、逆に考えるとこういう機会もあまりないかなと。基本的にうちの16歳と私の２人で滞在するんですが（あとでかみさんとうちの21歳も来るかも）、親子水入らずっていうか、親子２人で数週間室内に缶詰めっていうの初めてですからね。のんびりいろんな話もしようと思って。いやね、うちの16歳、将来日本に住みたいって言ってるんですよ。日本の大学に興味あったりとか。だから日本のテレビを思いっきり見せたいなと。CMも含めてですね。この機会に日本を思う存分吸収してほしいですねー。

　と、前向きに振る舞ってはいますが、今回手術することになった原因はうちの16歳の友達がイタズラで、横向きに寝てた彼の左耳にボトルで水を流し込んじゃったんです。それで鼓膜が全部破れて出血するわ何わでもう大騒ぎ。そのせいでうちの16歳、いま左耳があんまり聴こえないんですね。だから意地でも今年その問題を解決したいと思って。60歳になる年なのになかなか落ち着けませんなー。もー（３回目）。

筆者：竹永浩之

八代市出身。八代小→一中→南校（現：清流高校）→沖縄の大学へ
（小中高時代のあだ名は“ポンタ”）。
沖縄で海の仕事に従事→アジア放浪→渡米。
メディアで働いたあと主夫に。
アメリカ人のかみさんと息子2人の4人家族。
米国・ニュージャージー州在住。