『「ありがとう」がつなぐ、人と人との絆』
〜何気ない一言が、誰かの力になる〜
朝晩の冷え込みが増し、秋の深まりを感じる季節となりました。今年も残すところ、あと2か月です。今年は熊本地震を経験し、暮らしや仕事への不安を抱いた方も多いと思います。今も復旧の途中にいる方もいらっしゃいます。 先月は「焦らず、比べず、一歩ずつ」というお話をしました。今回は、その一歩を支えてくれる「人とのつながり」について考えてみたいと思います。
私たちは家族や友人、職場の仲間、ご近所の方など、多くの人と関わって暮らしています。当たり前に感じる関係も、困ったときにありがたさに気づきます。「大丈夫ですか?」「何か手伝えることはありませんか?」今回の地震でも、その一言に救われた方がいるかもしれません。誰かが気にかけてくれている。それだけで、少し安心できることがあります。
一方で、身近な人ほど、感謝の気持ちを言葉にする機会が少ないものです。食事を作ってくれる家族、忙しいときに手を貸してくれる仲間、いつも声をかけてくれる友人。ありがたいと思っていても、つい伝えそびれてしまいます。でも、「思っていること」と「伝わっていること」は、必ずしも同じではありません。
コーチングでは、相手の存在や行動を認め、言葉にして伝えることを「承認」と呼び、大切にしています。例えば「ありがとう」に加えて、「忙しいのに手伝ってくれて助かったよ」と伝える。何がうれしかったのかを伝えることで、相手も自分の行動が役立ったと感じられます。 もちろん、いつも誰かを励ましたり、感謝を言葉にしたりできるとは限りません。自分のことで精いっぱいの日もあります。そんなときは、無理をせず、誰かに頼ってもいいのです。支える側と支えられる側は、いつも決まっているわけではありません。
年末に向けて、慌ただしい日々が続きます。そんなときこそ、周りを見渡してみませんか。久しぶりの友人に連絡する。ご近所の方に声をかける。家族に「ありがとう」を伝える。大きなことをする必要はありません。人との絆は、日々の小さな言葉や行動の積み重ねで育っていくのだと思います。
最後に、一つ質問です。 「今日、あなたが『ありがとう』を伝えたい人は誰ですか?」思い浮かんだ人に、その気持ちを届けてみてください。たった一言が、相手の心にも、自分の心にも、温かさを運んでくれるかもしれません。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ 熊本支店
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156




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