「一歩ずつ、また前へ」
~令和8年熊本地震を経験した私たちへ~
令和8年熊本地震から、少しずつ時間が経ちました。被害の大きさは人それぞれ違っても、突然の揺れに怖い思いをした方、家や仕事に被害を受けた方、これからの生活に不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
地震のあと、「早く元の生活に戻らなければ」「前向きにならなければ」と思っている方もいるかもしれません。でも、無理に元気になる必要はありません。大きな出来事を経験したあとに、不安になったり、何となく気持ちが落ち着かなかったりするのは自然なことです。そんなときこそ大切にしたいのが、「昨日より少しだけ前へ進む」という考え方です。私たちは大きな目標を立てると、できていないことばかりに目が向きがちです。「家の片付けがまだ終わっていない」「仕事が以前のようにできない」「これからのお金のことが心配だ」などなど…そんな時は、「できていないこと」ではなく、「今日できたこと」に目を向けてみてください。
今日は家族と一緒にご飯を食べられた。
今日は一つ片付けができた。
今日は仕事に行くことができた。
今日は誰かと笑うことができた。
それだけでも、立派な一歩です。
コーチングでは、自分がコントロールできないことではなく、「今の自分にできることは何か」に目を向けることを大切にします。過去に起きたことを変えることはできないし、地震そのものをなかったことにもできません。けれど、今日をどう過ごすかは、私たち自身が少しずつ選ぶことができます。「これからどうなるんだろう」と不安になったときは、「今日、自分にできる小さなことは何だろう?」と自分自身に問いかけてみてください。
家族に「ありがとう」と伝える。
散歩をして外の空気を吸う。
後回しにしていたことを一つだけ終わらせる。
困っている人に声をかける。
逆に、自分が困っているなら誰かに「助けて」と言ってみる。
小さな行動でも、それを積み重ねていけば、少しずつ未来は変わっていきます。
今回の地震で、改めて感じたことがあります。それは、「当たり前の日常は、決して当たり前ではない」ということです。
家族と食卓を囲めること。
安心して眠れる場所があること。
いつものお店が開いていること。
仕事ができること。
友人とくだらない話をして笑えること。
普段なら気にも留めなかった日常の中に、実はたくさんの幸せがあります。大きな災害を経験したからこそ、これまで見過ごしていた大切なものに気づくこともあります。復旧や復興には時間がかかります。気持ちが追いつかない日もあるでしょう。そんな日は、立ち止まっても大丈夫です。人生は、ずっと前に進み続けなければならないものではありません。
一歩進んで、少し休んで、また一歩。
その繰り返しでいいのだと思います。熊本はこれまでも、大きな災害を経験し、そのたびに多くの人が支え合いながら立ち上がってきました。今回もきっと同じです。一人で頑張る必要はありません。家族、友人、地域の人たちと支え合いながら、それぞれのペースで日常を取り戻していきましょう。
昨日より今日。今日より明日。
ほんの少しでも前へ進めたなら、それで十分です。焦らず、比べず、一歩ずつ。またみんなで笑い合える日常をつくっていきましょう。
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講師
株式会社ウインライフ 熊本支店 支店長
有限会社Prime1 代表取締役
Next Stage 代表
伊藤 慶輔さん
損害保険11社、生命保険22社を取り扱う総合保健代理店に勤務するかたわら会社を経営し、目標達成コーチとしても、企業や商工会にてモチベーションアップやコミュニケーション、相続等のセミナーを多数行なう。
株式会社ウインライフ 熊本支店
〒866-0852 熊本県八代市大手町2丁目2-18
TEL:0965-39-3156



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